年間を通してメインとなるイベントは3つ、10月の「運動会」、12月の「作品展」、2月下旬の「お楽しみ会」です。
「作品展」は“ピーターパン”“マクドナルド”など決められたテーマに沿って、子どもたち一人ひとりの作品、クラス全員でつくる作品、縦割りのチームでつくる作品と、盛りだくさんでお届けします。
先生をはじめ、みんなで話し合いながら創意工夫してつくられた作品は、お仕事などで多忙を極める保護者の方々に気軽に触れていただけるよう、園舎で3日間展示します。
「お楽しみ会」はいわゆる学芸会のようなもの。
歌や楽器の演奏、劇や踊りなどを披露します。5歳児の鼓笛隊も含め、音楽に触れる機会は多彩です。どのイベントも子どもたちの想像力と創造力、感性を大いに育みます。
みんなで取り組むことで、心躍るハーモニーを生み出すことになるでしょう。
私たちは子育ての「サービス」ではなく「支援」を目指しています。子育ての基本はあくまで親御さん。私たちは足りない部分を補う、サポートするスタンスでいるのです。特に力を入れているのは日々の“言葉がけ”。ケガのないよう元気いっぱい過ごすには、とにかく根気よく“言葉がけ”をしながら教えていくしかないと感じています。園内は右側通行、トイレには一度に大勢で押し掛けずに2人ずつで行くなど、細かな気配りと“言葉がけ”で、子どもたちは安全について学んでいくのです。地域社会との連携が希薄になる現在では、こうした“言葉がけ”を園内で徹底することに努めています。
昭和54年の設立から時代は変貌を遂げ、保育の在り方も日々変化を余儀なくされているのです。私たちはその時々の子どもたちに適したよりよい保育を心掛け、日々変化していきます。ただ、食に関しては子育ての要という認識をご家庭でも持っていただけるよう、手作りの給食ですが主食はご持参いただくことを続けています(3歳児以上)。食事の様子はお子さまの体調をうかがうものさしになるもの。ご家庭でもそれを意識していただきたいという思いからです。
箸の指導は2歳から始め、3歳にはほぼ全員が正しい箸の持ち方をマスターしています。また、子どもたちは日々モノづくりや歌、楽器に触れています。年齢に応じた知育にも積極的に取り組んでいます。手先を動かすことで脳を活性化させることを意識した活動です。楽しみながら学んでいく、成長していく。子どもたちの笑顔と感性を育むために、先生たちと共に日々切磋琢磨しているのです。
園長 金子 茂